Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~


 「家賃は月末に直接俺に渡すか、ノートに書いてある口座に振り込んでくれ。金を確認したらノートにサインするから」


 「食費の2万円は?」


 「サンゴに直接渡してくれればいい。食費はサンゴが管理してるから」


 了解と頷く。


 ちゃらんぽらんのようでルールはしっかり決めてるんだなと少し感心した。


 そんなあたしの気持ちを読み取ったかのように、


 「って葵の受け売りだけど・・・」


 と呟いた。


 そういえば、お兄ちゃんが手伝ってるって言ってたな。


 しっかり者のお兄ちゃん、ここでも頼りにされてるんだね。


 「あたしも早く仕事見つけて、お兄ちゃんにお金返さないとな・・・」

 
 「その必要ないだろ?親の金なんだから」

 
 「ううん、お兄ちゃん優しいから自分の貯金から出してくれたの。あたしが上京する引越しの資金だって・・・」


 「だからそれ、葵の金じゃないだろ?お前の親父の金だ。葵が言ってたし」


 「え?今、何て?」


 あたしの顔が歪んだのに気付いた紅虎は、あれ?さっきのって言うなって言われてたっけ?と誤魔化した。


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