Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~


 堪えてたものがすっと頬を伝って流れた。


 一旦、流れ出すと、止まらない。


 ぼたぼたと涙が落ちてきた。


 「女って言い返せなくなると泣くよな」


 呆れたように紅虎が言う。


 面倒臭そうに頭を掻き、煙を吐いた。


 「・・・しい」


 「What?」


 「悔しい!ダサいジャージ着て、夜中にビーフジャーキーしゃぶってて、食べてる時に人のこと考えないで、ゾンビもの見るジコチューな奴に説教されて・・・悔し~い!!」


 「Ah?」


  紅虎は驚いた表情であたしを見ていた。


 「・・・でも、間違ってたのはあたしの方だ。あたし、お兄ちゃんに謝ってくる!」


 勢いよく立ち上がり、空になったマグカップを流しに置くと、お兄ちゃんの部屋を目指した。


 背を向けた時に紅虎が何か呟いたけど、英語だったのでよく聞き取れなかった。




 
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