Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~


 「お兄ちゃん、起きてる?」


 ノックをしても返事がなかった。


 ドアノブに手を伸ばすと、カチャリと音を立てた。


 鍵はかかってないらしい。


 寝てるのか・・・


 他人の部屋にルール違反だけど、兄妹だからいいよね?


 そっとお兄ちゃんの部屋に入ると、床の上に置かれたまあるい形のランプが青い光を放ってた。


 雛祭りのぼんぼりみたいに、まあるいカバーがゆっくり周り、そこに描かれている魚の影絵が壁を泳いでいるみたいに回ってる。


 幻想的な雰囲気だった。


 お兄ちゃんはベッドで寝息を立てていた。


 お兄ちゃんの枕元に膝を立てて、そっと耳元で囁いた。


 「お兄ちゃん」


 「・・・花?」


 お兄ちゃんはびくっと体が動いた後、瞼を擦り、むくりと起き上がった。


 「何・・・いきなり・・・びっくりした」


 「驚かせたごめんなさい。どうしても今、伝えなきゃって思って・・・あたしは何の計画性もなくここに来て、お兄ちゃんを困らせてた。生意気なことばっかり言ってごめんなさい」


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