Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~


 それにしても、もうちょっとあたしにも愛想良くしてくれてもいいのに。


 「着替えてくる。そしたら、サンゴちゃんのお手伝いするね」


 「じゃあ、花にはサラダを作って貰おうかしら?」


 鍋をかき回しながら呟くサンゴちゃんにOKと返事をした。




 晩ご飯を終え、お風呂に入ろうとバスタブにお湯をはっていると、お兄ちゃんと紅虎が一緒に帰って来た。


 2人共、今日は大学のガイダンスがあったらしい。


 その後、共通の友達の家に行っていたのだという。


 2人がご飯を食べるというので、食べている間、お風呂に入った。


 ユニットバスなので、貯めたお湯は次に使う人のために抜かなきゃいけないんだけど、週1回はお湯にゆっくり浸かりたい。


 バスタブが広いので足が伸ばせてのんびりできるのが良かった。


 「サンゴちゃん、先にお風呂貰ったよ。お兄ちゃんと紅虎は?」


 「ご飯食べたらさっさと上にあがって行ったわ」


 着替えを済ませてリビングを覗くと、2人の食器を洗い終えたサンゴちゃんは脱いだエプロンを椅子の背もたれに掛けながら答えた。


 2階へ向かうと、階段を上ってすぐの共有スペースでお兄ちゃんと紅虎がテレビゲームで対戦していた。


 2人ソファに並んで座り、目の前のテレビに集中している。


 サムライVS大きな鉄の玉をぶんぶん振り回しているスキンヘッドの厳ついオジサン。


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