Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~


 「Cafe CHOCOTTO」はチョコレートのデザートの得意な奥さんが「チョコレート」と「ちょこっと立ち寄れるお店」に掛けて名づけられたお店だ。


 お店は夫婦で経営をしていて、旦那さんが厨房を仕切り、奥さんがデザートと接客の担当なのだそうだ。


 オープンして2ヶ月。


 固定客もついてきて、お店も忙しくなり、奥さん1人で接客するのが難しくなってきたので、人を雇うことにしたとのこと。


 お店は11時オープンで14時までがランチタイム、15時から17時までがアイドルタイム、17時から22時までがディナータイムの3部構成だ。


 それぞれの時間でメニューが変わる。


 14時から15時までがお昼休憩で、定休日は木曜日。


 土曜日と日曜日はアイドルタイムまでの営業だ。


 あたしは週5日のシフトで、バイトはあたしの他にもう1人、ディナータイムの時間に男の子がいるらしい。


 土日は混むので、その男の子もランチタイムに出勤するらしい。


 「ちょっと、見た目派手だけど、元気いっぱいでいい子だから。俳優の卵なの」


 そう言って奥さんのカヲルさんはカップのコーヒーを飲み干すと、ご馳走様と流しに置いた。


 旦那さんの諭(さとし)さんはランチの下ごしらえに余念がない。


 「花ちゃん、看板出してくれる?そろそろオープンの時間だわ」


 「はい!」


 カヲルさんは白いマーカーで窓に本日のランチを書き出した。


 
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