【短】隣の君
好きな人
だけどもね…

そんな小さな思い出さえも、壊されてしまいそうなんだ。


ある日、君を見つけた。

学校の近くの人気のない公園。

思わず駆け出したくなった。

でも実際、足がすくんで身動きひとつ取れなかった。



君が好きな女の子。

君の愛しいあの女の子。

あたしなんかじゃ、全然釣り合わないくらいに…

可愛くて、優しくて、正直で。






君はあの子といたんだ。



わかってる…わかってるけど、





涙って勝手に出ちゃうんだよ。
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