3度目の結婚
引っ越しも終わり、桜も散り、あっという間にゴールデンウィーク
になった。

赤ちゃんは、順調だが、私の体が、思うようにいかない・・・。

足の付け根は痛いし、むくみも出てきた。

そんな中、真理に女の子が生まれた。



今日は、検診日。一昨日、真理に赤ちゃんが生まれたので
検診の前に、真理を見舞った。

「真理ーおめでとう!!よかったね。」

「ありがとう、ひなた・・・。」

「ねぇー、痛かった?」

「うん、ちょー痛かった。でも看護師さんに、楽なお産でしたね!
 って言われた。」

「へぇー、どのくらい時間がかかったの?」

「うーん、痛みだしたのが、朝の7時頃からで、出てきたのが
 お昼だったから、早い方みたい・・・。」

「えっ、そんなに早かったの?うらやましいー」

と楽しく話していたら、

「ひなた、そろそろ時間だぞ」
と、隆さんが呼びに来た。

「はーい、じゃー、真理、また来るね。お大事に」

「ありがとう、ひなた。しかし、検診のたびに付き添いなの?」

「そうなのよ。何かあったらいけないからって。出産だって
 立ち会うんだよ。もし帝王切開になるようなら、自分が
 執刀するんですって!沙紀先生なんか、呆れているわよ。
 そのための許可も、今日病院長からもらったみたいよ」

「まぁー頑張ってねー、じゃーねー」

「うん、お大事にねー」
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