3度目の結婚
子供達は、美味しそうに、おやつを食べ、眠くなった
みたいなので、二人で、お昼寝タイムに入った。

リビングでは、お義父さん達と一緒にお茶を頂く。

「早いものだなー、来年は、幼稚園か・・・。隆、どこの
 幼稚園に入れるんだ?」

「今、いくつか候補を挙げていて、これから秋に向けて、
 幼稚園の行事があるから、それを子供達と一緒に見て
 回って、子供達の意見も聞きながら決めるよ。」

「そうね、なんといっても子供達がなじまなきゃ、意味が
 ないものね。」

「はい、特にうちは、双子のせいもあるのか、二人でなんか
 会話しているみたいで・・・。蓮と凛だけの時、
 二人で何語だかわかんないけど話していて、二人で頷いて
 いるから、不思議でした・・・・」

「俺も、よく見かけるなー、見ていて面白い!まぁー子供達に
 選択は任せるよ。」

「そうね、土台は作ってあげても、選択は子供達に任せた
 方がいいかも」

「そうだな。」

子供達が大きくなって、こんな会話が私たちの間で出てくるように
なった。

「あっ、隆さん、午後の診察の時間よ!」

「あぁーそうだな。さてさて、行って来ますかね!」

「じゃー、私たちも、支度して出かけましょ!」

「そうだな。じゃーひなたちゃん、頼んだよ」

「はい、行ってらっしゃい」

子供達が生まれて、実家の母が帰る頃に、まずお義母さんが
仕事を引退して、私と一緒に子供達の面倒を見てくれるように
なった。

その代り、私が家事をすることにし、家政婦さんを雇うのを
止めた。

そして今年の春から、お義父さんも午前中は仕事をし
午後からは隆さん一人に任せて、お義母さんと一緒に
過ごしている。
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