何よりも甘く切なく

★離したくないので★ 《Side -Izumi-》

ヤバイ……


さっき甘木先輩に会ったのに、オレ………思いっきり避けちまった……


「ハァ~~~~…どうしよう………」


激しい後悔に襲われ、廊下の隅でしゃがみ込む。


きっと他人が見たら具合が悪くなったのか?と思うかもしれないけど、体は元気。


と言うか体よりどっちかと言うと、心の方が痛んでいた。


「オレ……バカだ」


せっかく……この間“大切な事”に気がついたのに…挨拶もろくに返せずに走り去ってしまうなんて、最低だ。


さっきの甘木先輩のポカンとした顔が頭に浮かんで、後悔の波が次から次へと押し寄せる。
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