何よりも甘く切なく
「―――で、コレは提出日3日後までだから、皆早く出せよーー!!そんじゃあ!!」


HRをし終わり、スタスタと出ていく先生。


「なぁなぁ泉未。今日先生の機嫌悪くなかったか?」


頬杖をついてボンヤリしていると、リエイがオレの机に右腕を乗っけながら聞いてきた。


コイツも同じ事思ったのか………


「確かに機嫌悪かったな」


「だろう!?ありゃ彼女にフラれたとかじゃねぇ!?」


リエイは頭はいいから黙ってれば先生方に可愛がられるだろうに、余計な事言い過ぎだ。


「んなもん知らねぇよ。早く数学の準備しろよ、リエイ」
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