何よりも甘く切なく
今だって顔ゆるゆるで、結構イケメンなのに大変な事になっている。


若干引いたけど、ここまで彼氏に大事に思って貰えるって……女の子にとっては嬉しいんだろうな。


まぁ、いっか。


「いただきます!」


両手を合わせて、パクパクと彼女手作りの弁当を食べ出すリエイ。


「ウマイ…ウマくて死ねる!!」


「それ褒めてんのか?お前」


感涙を流すリエイにツッコみながら、オレも自分の弁当の卵焼きを食べた。


「ねぇ、私昨日須藤先輩が3年C組の殿田先輩とデートしてる所見たんだけど」


「えーーー?またぁ?」


――――ピタッ…
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