何よりも甘く切なく
ピシリと固まる私と赤面している清華の前で、相変わらず胡々愛と沢賀君のキスシーンは続く。


「ん……ん~~~~っ!!//////」


彼氏から絶え間無く繰り返されるキスに息が出来なくなったのか、胡々愛が沢賀君の腕をバシバシと叩いた。


「い、泉未……私息継ぎの仕方知らないから、苦しいよ………//////」


解放された胡々愛は真っ赤になってウリュウリュ涙目……あのクソガキ!私の親友に何してんのよっ!!


キッと沢賀君を睨みつけるも、私と清華がいる事にまだ気がついていない沢賀君は、ニコッと実に爽やかに笑って――――…
< 413 / 437 >

この作品をシェア

pagetop