夢を見る
 そしてお湯を沸かし、レトルトパウチのカレーを箱から取り出して入れる。


 皿にご飯をよそい、カレーを三分間加熱して、上から掛けた。


 夏場はカレーが一番だ。


 あたしもそう思っていた。


 雄哉が持っていたスマホでいろいろ見ている。


 着替えで持ってきていたTシャツを着、ゆっくりしているようだ。


 やがてカレーが出来上がった。


 皿を持ち、リビングへと行く。


 いい匂いがしていた。


「今日からまだ一週間休みがあるから、二人で過ごそうね」


「ああ。……カレー美味そうだな」


「ちゃんと食べないと体に悪いからね」


「うん。俺も最近、健康には気を遣おうって思い始めてるから」
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