夢を見る
 雄哉は多少いろいろあっても、あたしに対し、接する態度を決して変えないと。


 そこがお互い三十代同士のカップルで長く続く秘訣だった。


 嫌なところも、もちろん見える。


 だけど、それを恐れていたら、人間はお互い付き合えない。


 だから、嫌な面が出てきた場合、話すつもりでいた。


 納得のいくまで。


 ずっとそういった感じで回っていたのである。


 努めてゆっくりしていた。


 普段は忙しいのだけれど……。


 日曜の時は過ぎ去っていった。


 月曜になると、また通常通り仕事だったのだし……。


 それまでゆっくりする。


 土日は充電の時間だと思いながら。
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