夢を見る
第74章
     74
 日曜の朝、起き出して、キッチンに立つ。


 雄哉がまだベッドの上で眠っていた。


 あえて起こさないでおく。


 普段、営業職で人に頭を下げて回るのが仕事だから、疲れているのだろうと思って。


 コーヒーを二杯淹れ、片方のカップに冷めないよう、蓋をしておく。


 そしてコーヒーを飲みながら、スマホを充電器から引き抜き、ネットに繋ぐ。


 ネットニュースなど情報を見続けていた。


 いつもは起きてすぐに支度をして、出勤するのだけれど、今朝は休みなのでゆっくりしようと思っている。


 さすがに体は重たい。


 夏のような暑さはないにしても、冬特有の寒気が流れ込んでいる。


 ニュースはいつものように、何かと殺伐としていた。


 世の中のトレンドを掴もうとは思っているのだけれど、どうしても付いていけない。
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