夢を見る
第83章
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 その週も単調だった。


 ずっとパソコンに向かいながら、キーを叩き続ける。


 あたしも玉木たちがフォローしてくれるから、会議などでも失敗せずに済んでいた。


 下手な発言が命取りになることも、大いにあるのだ。


 だけど、本当にいい部下たちに恵まれたものである。


 痛感していた。


 皆、職場では絶えず競争だ。


 うちのような会社では、年中ずっと企画書を打ち続けるのである。


 だけど考えてみれば、この作業が日常の一つになっていた。


 別に気にすることもないだろうと思う。


 そんなことを感じながら、過ごしていた。 


 まあ、人間は骨休めが必要なのだし、実際、皆そうしているのだけれど……。
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