夢を見る
「ああ。俺も生身だからな」


 彼がそう言って息をつく。


 あたしも笑顔を見せた。


 そしてお互いゆっくりし続ける。


 食事を取りながら、だ。


「もうすぐクリスマスだな」


「ええ。……まだ一週間ぐらいあるけどね」


「俺、イブとクリスマス当日は普通に仕事だよ」


「あたしも。ちょっと辛いけど、我慢するしかないわね」


 そう言って食事を取り終えたので、箸を置く。


 雄哉が、


「友里も家では出来るだけゆっくりしてね。普段ずっと働き詰めみたいだから」


 と言った。
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