夢を見る
 これから先も新しいものがどんどん出てくると思う。


 だけど、好奇心があるので、それに任せて使うつもりでいた。


 ずっとそうしている。


 世の中の流れなんて恐ろしいものだ。


 新商品がどんどん出てくる以上、使い方なり、やり方なりを覚えないといけない。


 ふっとそんなことをあれこれ考えていると、雄哉が、


「友里、考え事?」


 と訊いてきた。


「ええ……」


 言葉尻が微妙に乱れる。


 彼が、


「考え過ぎちゃダメだよ。人間なんて目の前にいくらでも希望あるんだし、疲れたって思ったらいつでも言ってきて。俺が話聞くから」
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