腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?

1−5





いよいよ文化祭は明日。

最近、俺達はあの教室に行っていない。


文化祭の準備やら、ほたるのコレクション(コスプレ)を着せるための準備やらで。

今日こそ、今日こそほたるを文化祭一緒に回ろうって言うぞ、言うぞ!!!!


『ほたるー』

『なんだ、善哉??』

『文化祭、一緒に回ってやンヨ』

『本当か!?』


よし、イメトレ通りいけばいいだろう…

いいぞ〜


後は場所だなぁ。

「岩動サン、ちょっといい??」


俺がほたるの隣で考えていると、ほたるが隣のクラスのヤツに呼ばれた。

ほたるは断るワケでもなく、言われた通りソイツについていった。


俺は無償に気になって、後をこっそりツケてみた。

「あのサ…岩動サンって紅サンの彼女だって聞くんだけど、本当??」


まず、男が話をし始めた。

一体何を聞いてんだ、コイツは。


一体何を考えてんだ、ほたるは。

何も言わない。


「…明日、文化祭一緒に回らない??」

ほたるが言われたのに、俺の心臓が急に暴れ始めた。


お願いだ!!!

断ってくれ!!!


「ごめんな、私は先約が居て。」

そう、断った。


…センヤク??

何それ、薬の事??

煎薬の事だよねーそうだよねーてゆうかそうであって!!!!


男、相槌を打った後優しく微笑んでどこかに行った。




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