気持ち色々
だから、



「ねぇ、ミチル。僕はファミリーの一員でいて幸せだったよ」



自分の気持ちを隠さず、全部さらけだすから、お願い。

僕を置いてかないで。


懇願するように、だけど顔の見えない僕にミチルが放ったのは、冷たい一声だった。



「……"だった"?なら、今は幸せじゃないんだね」


「っ、あ……ちが…」



お願い。嫌わないで。


僕はいつも必死だ。

ああ、そうさ。
笑いたきゃ笑えばいい。


だからお願い。



「……だったら、これからもテシモを幸せにしちゃるっ!覚悟しておくんだよー!」


「……っ。もちろん、ミチルたちから離れる気なんて、毛頭ないよ」



そうやって笑う君に、

僕はさらに溺れるんだ。

< 38 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop