笑顔のキミ
▽第一章

+クールビューティ

「好きです。付き合ってください」




「ごめんなさい、あなとは付き合えません。
私たち、きちんと話したことないですよね」




それじゃあ、と言って私は裏庭をでて学校に戻った。



校舎に入ると、


「今日もクールだねぇ」
「きれいと可愛いって感じだよね」



と私の外見を褒めてくる。




いや、うれしいんだよ?


こんな私を褒めてくれて…。



でもね、私の事何も知らないじゃない。


私の見た目だけを褒めても私は嬉しくないんだよ。





教室に入ると一斉に私のほうをみた。



みんな失礼にもほどあるよ。


さっきみたいに私に構わず話し続けてよ。


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