KIGEKI

1人の女子が、ツカツカと宮澤の前まで歩いていき、胸ぐらをつかんだ。

宮澤は、殴られると思って、目をつむり、歯を食いしばった。

ざわざわと周囲が騒がしくなるだけで、なかなか痛みを感じないので、恐る恐る目をあけると、目の前の女子が振り上げた手を、花園が掴んでいた。

「何してんの?」

優しく笑っている、花園だが女子の手を握っている手には、力が入っていた。

「なっ・・・。何もしてないよ。」

「うん。何も。」

「話してただけ。」

「そう。話してただけ。」

そう言いながら、女子達はジリジリと後ずさっていく。そして、感覚が十分にとれた所までくると走って、その場所から離れていった。
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青春・友情69ページ

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タイトルの単語の意味は、“魔法瓶”です。どうしてこのタイトルにしようと思ったのかは、無事に完結したときに話そうと思います。  男子校に女子高生が入学をするとか、先生と恋に落ちるとか、いきなりお嬢様になるとか、そんな面白く胸きゅんなお話ではないです。どこにでもありそうな、そんなお話です。    少しでも、目を通していただけたらありがたいです。少しの間、お付き合いお願いします。

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