―彼氏と彼女―




 広瀬君の学校から近い川沿いに来た。


 私の少し先を歩く彼の後ろ姿に、泣きそうになる。






 私は今日、二度目の告白をする。




 答えはもう、分かってる。


 それでも想いを告げるのは、自分のため。

 気持ちを終わらせる、儀式の様なもの。











 空は相変わらずの曇り空。


 明日は雪になるらしい。

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