金色のシッポ
ばあちゃんは優しくて好きだったがまあ年も年だったから仕方ないと思う。
そして今さっき通夜が終わったところだ。
式場から出ると、ひんやりとした風が頬をつたう。
はあっと息を吐くと白くなって消えた。
明日は雪かもな…
なんて思いながら俺は親と式場を後にした。
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