彼と彼女の場合
戸惑い 浩汰side
――

はあ…。

目の前で美味しそうに食べる彼女が、

俺の話に笑顔で相槌を打ってくれる彼女が、

助手席に座る彼女が、

かわいすぎて、愛しく思ってしまって…。


つい、言ってしまった。

戸惑ってたな…。

まあ、当たり前か。

慌てて、今すぐどうこうとかじゃない、なんて言ったけど

俺としてはもう今すぐにでもどうこうしたい!


だってうだうだしているうちにもう湿度が高く雨の多い季節が目前までやってきていて、

ゆっくりでいい。

なんて、思っていたけど、ゆっくりすぎるだろ!

日に日に募る彼女への想いは、もう限界の域に達していた。
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