彼と彼女の場合
合宿
――

相沢さんとレストランで食事をした日から1週間。

今日まで毎日メールが届いている。


内容は、

『今日のケーキもおいしかったよ』

とか、ごく短く他愛ないものだけれど。


そして私は…

正直、相沢さんからのメールを楽しみにしているみたい。

今までならバイトから帰ってきて、ご飯食べて弟たちの翌日の持ち物を確認して、悠斗をお風呂に入れてたらもう余力なんて残っていなくて…

倒れこむように寝ていたのだけれど、今は少しくらい相沢さんからのメールが遅い時間でも待っている。

毎日送る、なんて約束をしてくれたわけじゃないんだからくるかどうかもわからないのに、やっぱり気になってしまう。

こんなに誰かからの連絡を待ったのなんてはじめてかもしれない。

重要な何かを報告するようなどうしてもなくてはならない連絡ではないかもしれない。

でも、もうこの1週間で私の中でなくてはならないものになっていた…。
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