彼と彼女の場合

浩汰side

不安な気持ちでいっぱいであろう彼女に今言うのはずるいかもしれない。

でも、これ以上俺の前でまで無理してほしくなくて、
なにより、もう俺が限界で、

俺のものにしたかった。

彼女が俺を好きじゃなくたってかまわない。

いずれ絶対に好きにさせてみせる。

そんなに自分に自信があるわけではないけど、ほしいと思ったものはどんな手を使ってでも手に入れる…。
彼女は俺が今まで生きてきた中で一番強くほしいと思ったものなんだ。

俺だって不安はある。

彼女が平日の昼間働いていることや、結城が言っていたいろいろというのも気になる。

もしかすると家庭環境も少し複雑なのかもしれないし。

でも、どんなことでも、それが彼女に関わることなら俺は知りたい。

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