シュガーレスコーヒー



キス、だ…

なんだかうまく考えられないままそう思う。


しばらくして唇が離れて、先生の開口一番と言えば、
「キスもしたことなかったみたいだね。」
とお得意の皮肉。


息の上がった私には反論する余裕はなくって。


「苦いコーヒーは好きになれた?」


と言う質問には首を振った。


「…先生が飲ましてくれないと飲めない。」


ボソッと言うと、

「わがままなお子様だな。」


と楽しそうに笑っていた。


私のファーストキスは苦いコーヒーの味で、とても甘かった。




< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ご主人様は我儘あたし様サマ
煉蒔/著

総文字数/23,703

コメディ140ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あたしは 『小宮山高校』 の特別科に入学した、 藤崎友里(フジサキユウリ)。 小等部から [パートナー制度] があったけど、 あたしはそんなもん頼ってこなかった。 だけど勝手にパートナーを決められちゃって…… 「この、バカ執事…!」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ご主人様は俺様サマの続編です! 前作を読まなくとも、読めると思います。 よかったらどうぞ♪
煉蒔のつぶやき帳
煉蒔/著

総文字数/32,997

その他122ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
思いついたときにただ書くだけのつまらないものです。 それでも見てくれる心優しい方。 感謝します。 感想ノートには ・疑問 ・こんなお話書いて! ・普通に御感想 等々 書いてくださればお返事いたします
上弦の月と下弦の月
煉蒔/著

総文字数/11,965

ファンタジー37ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
大きく、重たい 運命の道を歩きし双子。 世界の命運を背負うくらい重たい運命の道。 それでも、2人は前に歩み続ける 世界を救うために。 言い伝えのように───── そして、一人の少年が運命の鍵を握る…

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop