ブログ女 ーAyu Official Blogー 3


「守には手を出さないでお願いだから守だけは…」



耳を澄ますと



河村サンの奥サンが
誰かと言い合う声が聞こえた。



「お母サン?お父サンもそこに居るの?ねえ、開けて!!」



閉じ込められたドアを何度も叩く守クン



「違う、この人はあなたの父親じゃな……うぎゃあぁああぁあああぁぁぁぁあ!!!」



部屋中に響き渡る奥サンの声



何が起こったのか解らない



何度も
何度も



守クンと一緒にドアを叩くが
ドアは開く事なくピクリともせず…



静かになった廊下



「お母サン…お母サン…」



『守クン大丈夫だから…』



ドアを叩くのを辞め



座り込む相手を気遣ながら結城は
ポケットの中にある塩袋を握る。



キィー…



今まで開かなかった
ドアがゆっくり開く



『なっ…』



廊下には


臓器をえぐり取られ
めった刺しにされた



真っ赤な血の海の中に沈む奥サン



「わ、わっ…お母サ…」



そして


真っ赤な目のピエロ
河村誠が立っていた


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