ブログ女 ーAyu Official Blogー 3



ジェットコースターの音や
楽しむ人達の賑やかな悲鳴



陽気なメロディ



「あ、俺、急流滑り乗りた…「陸!」



平日の割に賑わう
遊園地でそれぞれ別れて見回る事に



『手がかりになる様な物見つかると良いけど…』



子供が消える事件が始まったのは



亜由美を退治したあの日から…



悪魔と契約をして
本当は母親を生き返らせたかった



けど、生き返ったのは
亜由美の1番の恐怖である父親



この世で1番憎い相手…



父親を殺す為、自分も犠牲になり
父親と亜由美を殺したあの日以来



変なブログを見たとか
変死体が見つかる事件は無くなった



けど " 千紘 " 言う人間が消えた事
悪魔との契約がまだ続いている事



どうも今回の事件
俺には別事件だとは思えない



まだ何かがある
そんな気がする



亜由美が20歳になる日、愛優チャンは死ぬ
悪魔の契約には逆らえないと断言されても



転生した魂だろうと
納得出来る訳が無い



愛優チャンは…



『… 今出来ることをやろう』



深呼吸をした結城は俺なりに
怪しそうな場所を見回る事に



「ママ次はあれ乗る!!」



「…ジェットコースターはママ苦手だからパパと行ってらっしゃい」



「そう言わずママも乗ろうよーねえパパ?」



「だな。みんなで乗れば怖くない」



「もーお父さんったら…仕方ないわね」



「わーい♪ わーい♪」



子供を真ん中に


手を繋いで楽しそうに歩く
微笑ましい家族を見つけた



そんな中



ふと視線を
その家族の後ろに向けると



風船を配る
赤いピエロが立っていた



子供を見つめて
何やらブツブツ



独り言を言ってる様子



『……。』



そのピエロは風船を配る事なく



微笑ましい家族をジッと見ながら
ニヤリと笑っている様な気がした



それに気付いた俺は



話しかけようと
ピエロに近付く



『……。』




結城の視線に気付いたピエロは



突然走り出す



『あ、待て…』



慌てて追いかけるも
曲がり角で見失った



『あのピエロ何だったんだ…』



そんな事を
考えながら



俺は先程の家族に視線を戻す
が、何かがおかしい…



先程まで元気だった子供は
その場に何故か座り込んで



そんな子供に対して両親は大慌て



『どうしました!?』



俺は慌てて駆けつけ
事情を聞く事にした


< 3 / 150 >

この作品をシェア

pagetop