宝物〜絆〜
そして急いで別の話題を探した私だったけど、次に口を開いたのは私ではなく永田さんだった。
「香奈ちゃん、どうしたの遠い目しちゃって。最近来るのも早いし何か心境の変化でもあった?」
永田さんは話し終えるとチラッとこっちを見てウインク。多分、故意に話題を変えてくれたんだろう。
それは凄く有り難いんだけど、微妙に気まずい内容である。
何しろ香奈の心境の変化も来るのが早い理由も予想がつくから。
香奈は一瞬にして笑顔を作り上げて答える。
「アハ。単に恋の病ですよ。ねっ先輩?」
こっちを見てわざとらしく微笑む香奈。
つか、“ねっ”て言われても何て答えりゃ良いんだよ? ここで私に振るとか、何考えてんだ?
返事に困っていると、永田さんが割って入ってきた。
「何々? 美咲ちゃん、香奈ちゃんの好きな人知ってるの? どんな人?」
やっぱこういう展開になんじゃん。
「あっ、いや。ハハ。私が言うのもアレなんで……。香奈に聞いて下さい」
とりあえず笑ってごまかす。
「さて。そろそろ準備しようか」
こういう話題には乗ってきそうな店長が、珍しく興味なさそうに煙草の火を消して真っ先に休憩室を出て行った。
「香奈ちゃん、どうしたの遠い目しちゃって。最近来るのも早いし何か心境の変化でもあった?」
永田さんは話し終えるとチラッとこっちを見てウインク。多分、故意に話題を変えてくれたんだろう。
それは凄く有り難いんだけど、微妙に気まずい内容である。
何しろ香奈の心境の変化も来るのが早い理由も予想がつくから。
香奈は一瞬にして笑顔を作り上げて答える。
「アハ。単に恋の病ですよ。ねっ先輩?」
こっちを見てわざとらしく微笑む香奈。
つか、“ねっ”て言われても何て答えりゃ良いんだよ? ここで私に振るとか、何考えてんだ?
返事に困っていると、永田さんが割って入ってきた。
「何々? 美咲ちゃん、香奈ちゃんの好きな人知ってるの? どんな人?」
やっぱこういう展開になんじゃん。
「あっ、いや。ハハ。私が言うのもアレなんで……。香奈に聞いて下さい」
とりあえず笑ってごまかす。
「さて。そろそろ準備しようか」
こういう話題には乗ってきそうな店長が、珍しく興味なさそうに煙草の火を消して真っ先に休憩室を出て行った。