BirthControl―女達の戦い―
洋一はもっと彼女を悦ばせたくて、夢中になった。


時々漏らす甘く淫靡な声や吐息は、洋一を煽っているとしか思えない。


こんなことは初めてだった。


百合子は洋一の愛撫に喘ぐことも、こんなに濡らすこともなかった。


そのくせ排卵日だけは俺の精子を欲しがるのだ。


そんなセックスなんか、もうしたくなかった。


洋一がしたかったのは、こうして互いを感じ合うような、快楽を求め合うセックスだ。


それでも最後までしていいのか、洋一は少しだけ躊躇する。


けれど彼女は上気した顔で洋一を見つめると、両手を洋一の頬に伸ばしてキスをせがんだ。


それがまるで誘ってるかのように見えて、洋一はどうしても我慢できなくなる。


洋一は覚悟を決めると、今までにないくらい硬く膨らむ自身を、彼女に勢いよく突き立てた。


彼女の中は温かくて、洋一をギュッと締め付けてくる。


百合子の時には得られなかった快感が洋一を震わせた。


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