Kira*kira
「なんか、友達できなくて…」
「なるほどね。春菜…ちゃん?
ずっと1人でいるんだもん。
1人が好きなのかと思った」
私って1人が好きそうに見えてたのか。
確かに、休み時間は
ぼーっと外を眺めてたり
携帯を弄ってる。
「私、徳永 茜!よろしくね」
ずっと黙ってた私に、
彼女は自己紹介をしてくれた。
「と、徳永さん。
よろしくお願いします」
私の言葉に彼女は吹き出した。
「なんで名字?
せっかくだから茜って呼んでよ!
友達になるんだし」
彼女の言葉に
なんだか感動した。
「はい、春菜!
私のこと呼んでみて!」
「あ、茜…ちゃん」
茜ちゃんがまた笑った。