西澤さんと文子さん

深夜2時

誰もが寝静まった後、西澤は風呂場でシャワーを浴び、誰も起こさないように部屋に戻る。ジャージに着替え、ベットに腰掛けて小説を読む。彼の一日の生活の締めくくりはいつもこうだ。そして、ある程度読み進めるとベットに入り眠る。しかし、その時も文子の顔が頭をよぎった。


「なんで・・・なんでだよ・・・。」


その日、一睡もすることなく朝を迎えてしまった・・・。

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