Over Line~君と出会うために
「いくつ食っていい?」
「別に、好きなだけ食べていいよ。欲しければ持って帰って。いくら何でも、私一人じゃ食べきれないから」
「おお、マジで? 彩はいいヤツだ。ついでにオタクもいいヤツだ。さすが俺のあすかを嫁認定するだけある」
本気なんだか冗談なんだか、大輔は上機嫌だ。
二人でケーキを突付きながら、いろいろと話をした。話題は主に貴樹のことで、最初は適当に聞き流していた大輔も、謎めいたオタク青年という下りに「ネタになる」と目を輝かせた。それっぽいキャラが彼の作品に登場するのも、時間の問題かもしれない。
「うん、俺はさ、そいつはそんなに悪いヤツじゃないと思うよ。基本的に、オタクって自分の興味のないことはどうでもいい人種だからね。そいつが彩に本気だから、そういう行動に出るんだろうし。まあ、オタクのくせにリア充は爆発しろって感じだが」
そう言って、大輔は三個目のケーキを胃に収めた。見ているだけで太りそうな食べっぷりだが、こんな食生活でも昔から体型がほとんど変わっていないのは羨ましい限りだ。
「告白されて、それで嫌じゃなかったんなら、付き合えばいいと思う。んで、ネタの提供もよろしく」
いろいろ煮詰まってたからちょうどよかったー、と、大輔は爽やかな笑顔でのたまった。
「別に、好きなだけ食べていいよ。欲しければ持って帰って。いくら何でも、私一人じゃ食べきれないから」
「おお、マジで? 彩はいいヤツだ。ついでにオタクもいいヤツだ。さすが俺のあすかを嫁認定するだけある」
本気なんだか冗談なんだか、大輔は上機嫌だ。
二人でケーキを突付きながら、いろいろと話をした。話題は主に貴樹のことで、最初は適当に聞き流していた大輔も、謎めいたオタク青年という下りに「ネタになる」と目を輝かせた。それっぽいキャラが彼の作品に登場するのも、時間の問題かもしれない。
「うん、俺はさ、そいつはそんなに悪いヤツじゃないと思うよ。基本的に、オタクって自分の興味のないことはどうでもいい人種だからね。そいつが彩に本気だから、そういう行動に出るんだろうし。まあ、オタクのくせにリア充は爆発しろって感じだが」
そう言って、大輔は三個目のケーキを胃に収めた。見ているだけで太りそうな食べっぷりだが、こんな食生活でも昔から体型がほとんど変わっていないのは羨ましい限りだ。
「告白されて、それで嫌じゃなかったんなら、付き合えばいいと思う。んで、ネタの提供もよろしく」
いろいろ煮詰まってたからちょうどよかったー、と、大輔は爽やかな笑顔でのたまった。