Over Line~君と出会うために
「はあ~あ」
「何なの、あんたは! 朝から不景気なでっかい溜め息ついて! 今日は、向こうに着いたらすぐにライブなんだからね」
栗原が不機嫌そうにたしなめるのを、笑って受け流す。
「わかってまーす。大丈夫。俺ライブ大好きだもん」
「貴樹くん!」
待ち構えていた追っかけの子が、貴樹を目ざとく見つけて走り寄って来る。デビュー直後から貴樹を追っかけてきてくれている、貴樹も顔を覚えてしまっている古参の追っかけの一人だ。朝からご苦労様なことで、と他人事のように考えてしまう。
「何なの、あんたは! 朝から不景気なでっかい溜め息ついて! 今日は、向こうに着いたらすぐにライブなんだからね」
栗原が不機嫌そうにたしなめるのを、笑って受け流す。
「わかってまーす。大丈夫。俺ライブ大好きだもん」
「貴樹くん!」
待ち構えていた追っかけの子が、貴樹を目ざとく見つけて走り寄って来る。デビュー直後から貴樹を追っかけてきてくれている、貴樹も顔を覚えてしまっている古参の追っかけの一人だ。朝からご苦労様なことで、と他人事のように考えてしまう。