Over Line~君と出会うために
時間は、無情に過ぎていく。
約束した通り、北海道のお土産をたくさん買って帰ってきた貴樹は、彩から見てもひどく疲れた顔をしていた。お土産だけを渡しに来たのだと言って、家に上がることもなく貴樹は帰って行った。あまりに疲れていたようなので引き止められず、ましてや、あの空港での光景を問い詰められるような雰囲気でもなかった。
そして、そのまま、貴樹とは連絡が取りにくくなった。
携帯は圏外のことが多くなり、当然、自宅にはいないらしい。何度かけても、留守番電話が応対する。メールを送っても、三回に一回、返信があればいい方だ。たまに電話がつながって話せる時もあるけれど、それは貴樹からの一方的な都合でかかってくるもので、話せる時間も短く、当たり障りのないことを話すだけで精一杯だ。
約束した通り、北海道のお土産をたくさん買って帰ってきた貴樹は、彩から見てもひどく疲れた顔をしていた。お土産だけを渡しに来たのだと言って、家に上がることもなく貴樹は帰って行った。あまりに疲れていたようなので引き止められず、ましてや、あの空港での光景を問い詰められるような雰囲気でもなかった。
そして、そのまま、貴樹とは連絡が取りにくくなった。
携帯は圏外のことが多くなり、当然、自宅にはいないらしい。何度かけても、留守番電話が応対する。メールを送っても、三回に一回、返信があればいい方だ。たまに電話がつながって話せる時もあるけれど、それは貴樹からの一方的な都合でかかってくるもので、話せる時間も短く、当たり障りのないことを話すだけで精一杯だ。