ひだまりHoney
この従兄弟二人は、こうと思えば迷いなく行動に移してしまうタイプなのだろうか。
「晴暉は……行けなさそうですね」
「俺は遠慮しとく。やらなくちゃいけない事が山積みになってるからな。行ってらっしゃい」
言葉通り、デスクの上に六つ、床に四つ、パンフレットの包みが積み重なっている。
「さて、やるか!」
「間に合いますかね」
「ゆっくりやっても、寝なければ、間に合うだろ!」
「げっ……紺野さんが言うと、冗談に聞こえない」
「冗談じゃねーよ。俺はやるよ?」
その様子をぼんやり見つめていると、誰かが私の肩に手を乗せてきた。
「っ!?」
「さ、行きましょうか?」
大田原さんの手だった。