理想の恋愛関係
里桜さんと会った、数日後。


私は一人、同じレストランに向かっていた。


今度は私用ではなく、仕事の打ち合わせ。


資料が入った大きなバッグを持ちレストランに入った。


奥のスペースに通され、もうすっかり慣れた間柄のオーナーと打ち合わせをする。


問題なく話を終え帰ろうとした時、ホールの客席に優斗君を見かけ、私は咄嗟にに柱の影に身を隠した。


まさか、ここで会うとは思わなかった。


今まで何回も訪れているけど、優斗君を見かけた事は無かったから。


でも驚いたのはそれだけじゃなくて……。


私はそっと顔を出し、ホールの様子を窺った。


優斗君は中央の、あまり良いとは言えない席に座っていた。


そして、その正面には私の知らない女性。


小さな身体に、華奢な肩。

その上で癖の有る髪が楽しそうに揺れていた。
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