【完】★☆恋愛パスポート☆★
第16章 2学期スタート
そうしてあっという間に長い夏休みは終わった。

今日は始業式。

久しぶりの旭丘駅と駅員姿の輝。


今日は確か駿のはず。

駅に着くと私は大きな声で「おはようございます。」と駿に声をかけた。


そしたら、いきなり背後から

「奈々ちゃん、おはよう!」久しぶりの和真の姿だった。

「先輩。おはようございます。」

私は、いろいろなことがありすぎて、和真と出会った頃を思い出していた。

和真の笑顔はやっぱり純粋でさわやかだった。

そんな笑顔とまぶしい太陽の光に癒されながら、

私と和真は高校へ向かった。


そして前方を歩いていたのは、奈優。


「奈優、おはよう。」和真が鞄をポンと奈優の背中にあてて言った。

「いったぁぃ・・・」そう言いながら、くるりと振り向いた奈優。

やっぱり綺麗で知的な女性だった。



私は初心に帰って、また勉強も部活もがんばろうって思った。
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