明日の果て
 剛はジェティスに出会ったことで、これらを克服した形になった事に気がついた。

 これで彼女にからかわれなくて済む。

 ああ、いやいやそんなことじゃなくて……平気になって良かった良かった。ってそれも違う。

 そうだよ、俺は現実に信じられない経験をしているんだ。

 たった今も!

 こういうのって、彼女に言っても大丈夫だと思う?

 と自問自答を繰り返していた。

「何やってんの?」

 1人でブツブツとつぶやいている剛に呆れて問いかける。
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