いとしのくまこさん
白馬の王子様なんて、そんな人いるわけがない。現実にどこにいるっていうの。


「お茶ごちそうさまでした」


「今回はこれで済んだけど、配信センターを一緒にしないのが悪いのよね」


 少しだけのびた顎のひげを指でさすりながら、白のワイシャツに紫色のネクタイを締め、グレーの背広を着た篠崎さんは言った。
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