君のお隣



「‥うん」


愛華は俯いて返事をした。



俺は愛華の手を引き歩き出した。





‥‥自分から繋いでおいて、妙に緊張している。



学校の外に出ても俺は手を離すことなく歩いた。



「ねぇねぇ!あのカップル美男美女!」



「ほんとだ~!羨ましいっ!」


駅までの道を歩いていると、たまにそんな声が聞こえる。



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