初恋。




「なあ、これ食べたらさ、肝試しせえへん?笑」


そう言い出したのは廉。


「ああ、いいな!」
彩乃もノリノリ

『うちも、いいよ!!』

私も廉の意見に乗った。


「俺も!」

海斗も賛成して、肝試しすることが決まった。



そんなこんなで晩御飯も食べ終わり、私達は肝試しのルールを考えた。


「1人ずつにする?それとも2人?」
話を仕切るのは彩乃。

「二人にしよ!」
1人は流石に辛い。とか言ったのは廉。


そうやね。って私たちも賛成して肝試しのルールは決まった。



二人ずつで、片道10分程度の場所にあるゴミ箱にごみを捨てて帰ってくるっていうルール。


至ってシンプル。

でも夏とはいえ田舎で町の明かりもほとんどない外は真っ暗。



「チーム分けのためにグッパーしよ!」


彩乃の提案でグッパーをした。



チームは
グーが彩乃と海斗。

パーが私と廉。


となった。



海斗となれなくて残念。


彩乃の方をみたら申し訳なさそうな顔をしてたから笑っておいた。



「お前かー。よろしく!」
どこか嬉しそうなのは廉。

自意識過剰か。。





そしてじゃんけんをして先にいくのは海斗のチームになった。


海斗は外に出て
「うわっ、さむ。しかも暗っ。」

なんて言ってる。


一緒にいきたかったなー。なんて思いながら二人の背中を見送る。



二人の姿が見えなくなるまでじっと見続けてた私。
だから気づかなかったけど、廉がずっとあたしのことを呼んでたらしい。


『あっ、ごめん。どうした?』


「あいつら、なんかあるかもな!」

笑いながらそう言う。


『えっ?』 

「だってさ、肝試しで二人やで。なんか起こりそうじゃない?」

『そうかな。二人ともそんな単純じゃないでしょ。』


ちょっと不機嫌そうに言うと
「ごめん。」

と謝った。
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