初恋。
廉side


俺は優菜が好きだ。


肝試しも優菜と一緒のチームになれればちょっとでも近づくことができると思って企画した。


でも二人ずつのチームにはリスクもあった。
俺と海斗、優菜と彩乃になればいいが、優菜と海斗が同じチームになることだってあり得る。


海斗の気持ちはしらないが、優菜の気持ちは知っている。あいつから直接聞いたのは確か小学2年生のときが最後だが、俺は優菜のことをずっとみてきたからわかる。 あいつはずっと海斗のことがすきなんだ。


俺がどんなにあいつに優しくしても、海斗には勝てない。あいつには海斗しか見えてない。



そんな俺にもチャンスがきたんだ。
優菜と同じチームになれた。


純粋に嬉しかった。


でも海斗をみる優菜の表情が、今までみたことがないぐらい寂しそうで、でもそれ以上に愛しそうだった。


だからつい、
[あいつらなんかありそう]
なんて言ってしまった。

俺のそんな軽い言葉にいちいち傷つく優菜。

俺は最低な男だ。

数秒前の自分に後悔して優菜に謝る。

「ごめん。」

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