初恋。
『うわっ、さむーい。』
「なー!」
『まだ9時過ぎなのに暗いなー。』
「うん。」
何気ない会話。
『でもさ、彩乃が言ってた通り、全然怖くないよね(笑)』
「確かに。(笑)」
特に幽霊の気配を感じることもなく、不気味な音が聞こえるわけでもなく、難なく目的のゴミ箱に着いた。
『これ、肝試しっていうんかな(笑)』
「全然怖くなかったな!」
肝試しルートも折り返し地点に。
私たちの会話は止まった。
「あのさ。」
『ん?どうしたん?』
「おまえさ、好きな人とかおるん?」
『うん』
「海斗?」
『うん。』