高校生ー揺れる関係ー
そして、その日の帰り。
私と歩は、愛海達が来るのを教室で待ってた。
そして、教室には、私達と有紗達しか居なかった。

龍太郎達は、もう帰ってた。

けど、有紗は前でなんかうずくまってた。
栄一と冬馬は、なんかどっかに行ってしまった。
私は、ちょっと心配になったから、冬馬達が出た後に有紗に歩み寄った。

「有紗?
どうした?」
と、声を掛けたら、有紗は泣いてた。

(ずっと我慢してたんだ…。)
と、察して私は、有紗の隣に座って、有紗の肩を抱いた。
歩もこっちに来て、有紗の涙を拭いてた。
< 187 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop