高校生ー揺れる関係ー
しばらくはずっとぶつぶつ言ってた。
さすがに私もお手上げだった。
まぁ、何とかして機嫌とりはした。

そして、さすがに入口の前で立っとくのも邪魔だから、中に入ることした。

「うわぁー水族館だー!」

「そりゃ…そうだろ。
水族館に来てんだから。」

「ムッ…そんな冷静に返さなくてもー。」

「当たり前のこと言ったんだけど。」

「あっそ!!
てか、栄一が水族館に誘うなんて…怪しいねー。」

「なんだよー怪しいって。
別に俺が来たかったから、来ただけ。」

「そうなの!?
私の意見とか聞くという選択肢はなかったわけ?」
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