高校生ー揺れる関係ー
「そうだな。
じゃあ、行くかー。」

「うん!」
と、私は、明るくいたけど…この時、胸はズタズタに切り裂かれたみたいに痛かった。
だから、栄一の顔を真っ直ぐ見れなかった。
見たら、泣きそうだから。

(なんで…泣きそうになってんだろ?)
と…私は、自分に問いかけていた。
けど、答えは出せなかった。
けど、頭より体が素直なんって…この状況を言うんだね…。

それから、イルカショーのプールまで色んな水槽を見ていった。

けど、私は魚を見るのに夢中で気付かなかったけど、栄一がはぐれないようにって手を繋いでた事を。
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