高校生ー揺れる関係ー
「「はーい」」
と、返事した。
そして、先生から貰った紙を手に握り、教室に行った。


「SRから貰ってこいだって!」
と、教室に入ったと同時に大声で叫んだ。

「よっしゃ!なら、机運びは、俺らに任しとけ。」
と、冬馬が近くにいた男子と肩を組み、その男子らをSRに連れて行った。

(さすが・・・男子。
でも、いくつ持ってくる気なんだろ?)
と、私は苦笑いしてしまった。

で、気づいてはいなかったが、隣には、冬馬から逃げ出した栄一がいた。
そして、私の顔を見て。
「結構持って来ると思うよ。
だって、俺以外の男子連れて行かれたから。」
って、言ってきた。

もちろん、その後、軽く頭を叩き、
「お前も行けよ。
で、止めろよ。」
って言ってやった。
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